こんにちは。株式会社住まいるペイント代表の堺俊之です。
練馬区は、台風25号の影響により、2026年9月20日から21日にかけて断続的に激しい雨が降り、大雨となる見込みと案内しています。
気象庁も、関東甲信地方では20日から21日頃にかけて、土砂災害、暴風、低い土地や地下施設への浸水、河川の増水・氾濫などへの警戒が必要と発表しています。
目次
台風前に行うべきなのは、屋根へ上がる点検ではありません。
台風前に行うべきなのは、屋根へ上がる点検ではありません。
風雨が強くなる前に、地上から家の外周を確認し、飛びやすい物を片付け、排水口周辺を清掃し、建物の現状を写真に残してください。
すでに風や雨が強まっている場合は、外へ出ないでください。屋根、脚立、高い雨どいの確認は、天候が回復してから専門業者へ依頼するのが安全です。
台風25号について確認できた事実
練馬区の発表
- 9月20日から21日にかけて、断続的に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。
- 側溝や雨水ます周辺の清掃、土のうや止水板の準備が呼びかけられています。
- 風で飛ばされやすい物は、室内へ移動するなどの対策が求められています。
- 2026年9月19日午前5時45分の確認時点では、避難所とコールセンターの開設は予定されていません。
台風の進路、雨量、警報、避難所の開設状況は変わる可能性があります。この記事だけで判断せず、気象庁と練馬区の最新情報を確認してください。
今朝、地上からできる5分点検
ここからは、練馬区の防災情報と外装工事の現場経験を踏まえた、私からの提案です。
1.庭やベランダの「飛びやすい物」を片付ける
植木鉢、物干し竿、じょうろ、清掃道具、簡易な収納箱などは、室内へ移すか固定します。
自転車など、室内へ入れられない物も転倒や移動が起きにくい状態にしてください。ただし、風が強くなってから作業するのは危険です。
2.手の届く排水口と雨水ますだけを確認する
落ち葉やごみが、敷地内の排水口や雨水ますをふさいでいないか確認します。
練馬区によると、雨水ますの取水口が詰まると、道路冠水や住宅への浸水が起こりやすくなります。
2階の雨どいや屋根へ、脚立を使って上がる必要はありません。安全に手が届く範囲だけにしてください。
3.窓、雨戸、シャッターを確認する
窓の鍵を閉め、雨戸やシャッターが最後まで動くか確認します。
シャッターが途中で引っ掛かる、雨戸が閉まりにくいといった場合も、無理に力をかけず、できる範囲で安全を確保してください。
4.家の外周を写真に残す
道路や地上など、安全な場所から次の箇所を撮影しておくと、台風通過後の比較に役立ちます。
- 建物の四方向の全景
- 屋根の端や板金など、地上から見える範囲
- 雨どいと竪どい
- ベランダ、庇、カーポート
- 外壁のひび割れやシーリング
- 以前から気になっている染みや変色
写真は、必ず安全な場所から撮影してください。屋根へ上がったり、車道へ出たりする必要はありません。
5.室内側の「いつもの状態」を確認する
最上階の天井、窓の上、サッシ周辺、ベランダに接する壁などに、以前からの染みや浮きがないか確認します。
台風前の状態を把握しておくと、通過後に新しく発生した症状なのかを判断しやすくなります。
台風通過後、すぐに屋根を見に行かないでください
雨がやんでも、強風が残っていることがあります。屋根材や板金が浮いていれば、足元も安定していません。
「屋根が心配だから、自分で上がって確認する」という判断には反対です。
私なら、まず室内と地上から確認し、台風前の写真と比べます。そのうえで、異常が疑われる箇所を専門業者に伝えます。
雨漏りは、濡れた場所の真上から入るとは限りません
塗装職人、下地補修・防水工事の職長、木造注文住宅の現場監督を経験してきた中で、私が大切にしていることがあります。
それは、室内に現れた症状と、雨水が入った場所を最初から同じだと決めつけないことです。
雨水は、屋根、板金、外壁の取り合い、シーリング、ベランダ、防水層などから入り、建物内部を伝って別の場所へ現れることがあります。
そのため、雨漏りが起きたときに「染みの真上だけを塞げばよい」とは限りません。雨の向き、風の強さ、症状が出た時間、建物の構造を整理して確認する必要があります。
台風後に記録してほしい4つのこと
- いつ症状に気づいたか――雨の降り始め、強風時、雨が弱まった後など
- どの方向から雨風が当たっていたか
- どこに、どのような症状が出たか――染み、水滴、音、浮き、外れなど
- 写真や動画――安全な室内または地上から撮影
この記録があると、原因を調べる際の重要な手掛かりになります。
異常が見つかったときの判断
天候の回復を待って確認できる場合
- 以前からある外壁の細いひび割れ
- 雨どいから一時的に水があふれた
- 地上から見て、部材の状態を判断できない
早めに専門業者へ相談したい場合
- 室内へ水滴が落ちている
- 天井や壁の染みが広がっている
- 屋根材、板金、雨どいなどが外れたように見える
- 外壁材や軒天の一部が浮いている
- 窓やベランダ周辺から室内へ水が入っている
漏電や火災の危険を感じる場合は、修理業者より先に、消防・電力会社などの緊急窓口へ連絡してください。
よくある質問
Q.台風前に雨どいを掃除したほうがよいですか?
A.安全に手が届く地上部分や排水口であれば確認できます。ただし、脚立を使う場所、2階の雨どい、屋根上の作業は行わないでください。
Q.雨がやんだら、すぐに屋根を確認してもよいですか?
A.おすすめできません。風が残っている場合や、屋根材が濡れている場合があります。まず室内と地上から確認し、必要なら専門業者へ依頼してください。
Q.外壁が雨で濡れているのは雨漏りですか?
A.外壁表面が濡れているだけでは、雨漏りとは判断できません。室内の染み、外壁材の浮き、シーリングの破断などを合わせて確認します。
Q.写真はどこを撮ればよいですか?
A.建物全景、屋根の端、雨どい、外壁、窓、ベランダを、安全な地上から撮影してください。室内に症状が出た場合は、場所が分かる引きの写真と症状の近接写真を残します。
Q.台風後の無料点検をすぐ頼んでもよいですか?
A.依頼自体は問題ありませんが、風雨の中で屋根へ上がろうとする業者には慎重になってください。点検方法、撮影箇所、確認結果を書面や写真で説明できるかを確認しましょう。
9月25日・26日 屋根&外壁塗り替えセミナー
台風後の点検方法、雨漏りの考え方、塗装・下地補修・防水の違い、見積書で確認したい点を住宅所有者の方へ分かりやすく解説します。参加は無料です。
- 日時:2026年9月25日(金)・26日(土) 両日10時30分~12時30分
- 会場:貫井図書館 視聴覚室(東京都練馬区貫井1-36-16)
- 申込み:塗り替えセミナー受付センター 0120-151-433(9時~18時)
- 主催:株式会社住まいるペイント
- 後援:一般財団法人 塗装品質機構(PQA)
※貫井図書館・練馬区の主催ではありません。
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著者プロフィール

堺 俊之(さかい としゆき)
株式会社住まいるペイント 代表取締役。
外装劣化診断士・窯業サイディング塗替診断士・自然災害鑑定士。
高校卒業後、最初に就いた仕事はメインフレームのCOBOL・C言語のプログラマ。
その後、塗装、電気工事、不動産の用地仕入れ(累計76区画)、注文住宅の現場監督、下地・防水の職長(2年)と、建築と住まいに関わる現場を多面的に歩む。
1995年にサカイ美装として創業後、大規模修繕の現場で下地補修・防水の職長を務め、注文住宅の現場監督、リフォーム営業を経て2019年に法人化。
30歳のとき外傷性くも膜下出血を伴う事故を経験し、練馬区を中心に外壁塗装・防水の「診断ファースト」を実践。
「見えないところを手抜きしない」という仕事観の原点となった。
約30年にわたり、練馬区を中心とした外装リフォームの診断と施工管理に携わる。
建物の声を聞き、症状ではなく原因に処方する「建物の主治医」
メディア・所属
・リフォーム産業新聞に複数回掲載
・練馬区の推奨業者地域最良のおすすめ塗装業者紹介サービス
・「ペイプロ」からの密着取材
・プロタイムズ加盟店〔練馬石神井店〕
最終的には、塗装業者の誠実さで命運を分けます!
建物の塗替えをする際に、何よりも大切なのは、「塗料の機能は、塗装職人の技術による適切な塗装により、建物を長く良い状態に保ってくれる」ということです。
建物の状況によって、最適な塗料は変わります。
” 家の表情が変わると生活が変わる “
塗装の技術力とご提案には、ぜひ一度、練馬区の塗装会社〈住まいるペイント〉にご相談ください。誠実な対応をさせていただきます。