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屋根塗装の下塗りとは?表面を整えることと、傷みの補修は別です

結論から申し上げると、屋根塗装の下塗りは、上塗りを仕上げるための大切な工程です。ただし、下塗材で表面が整うことと、屋根材の傷みや雨漏りの原因が直ることは同じではありません。製品を選ぶ前に、何でできた屋根で、どこが傷み、塗装する状態として適切かを確認する必要があります。

株式会社住まいるペイント、代表の堺俊之です。

屋根塗装というと、色や仕上げ塗料に目が向きやすいものです。今日は、今月公表された屋根用下塗材のリニューアル情報から、完成後には見えにくくなる「下塗り」の役割を考えます。

【確認できた事実】10月7日、屋根用下塗材のリニューアルを公表

アステックペイントは2026年10月7日、屋根用下塗材「エクセルルーフサーフA」のリニューアル品「エクセルルーフサーフAⅡ」を発売したと公表しました。独立した発売日の記載は、今回確認したお知らせでは確認できません。

公式製品ページでは、上塗材の吸い込みを抑え、表面の凹凸を埋めて仕上がりを整える屋根用サーフェーサーと説明されています。対応素材として、セメント瓦、カラーベスト、アスファルトシングルが掲載されています。

ここで確認できるのは、メーカーが示す製品の用途と対応素材です。旧製品との詳細な性能差や、個々のお宅でどの程度仕上がりが変わるかまでは、今回確認した公開ページだけでは分かりません。当社での採用実績や施工効果を紹介する記事でもありません。

「吸い込みを抑える」とは、何をするのでしょうか

塗装する面の状態によっては、上から塗る材料が下地へ吸い込まれ、仕上がりに影響することがあります。今回の製品は、その吸い込みを抑え、表面を整えることを目的の一つにしています。

ただし、下塗材はすべて同じ役割ではありません。塗装する材料や既存の塗膜、傷みの程度、組み合わせる上塗材に合わせ、製品ごとの施工仕様を確認して選びます。「下塗りをする」という言葉だけでは、何を使い、何のために塗るのかまでは分かりません。

私なら、「この下塗材が新しいから」ではなく、「この屋根の、どの状態に対応するために選ぶのか」を説明します。

表面が整うことと、屋根の傷みを直すことを分けます

メーカーの「凹凸を埋める」という説明を、「割れた屋根材や内部の傷みまで、塗るだけで元に戻る」という意味に広げて受け取らないことが大切です。

ケイミューの屋根リフォームに関する公式説明では、塗り替えは既存屋根の表面を再塗装する工法として整理され、その流れも、既存屋根の調整・補修を行ってから再塗装する形で示されています。

私は塗装職人、大規模修繕の下地・防水職長、注文住宅の現場監督を経験してきました。その経験を踏まえ、塗るために表面を整える処置と、傷んだ部分へ対応する処置を、ひとまとめにしないことを大切にしています。

例えば、表面の粗さが主な問題なのか、屋根材の割れや剥がれがあるのか、室内への漏水があるのかで、確認する内容は異なります。これは判断を説明するための例であり、特定のお客様の施工事例ではありません。

【堺俊之の判断】下塗材を決める前に確認する3つのこと

1.屋根材と、過去に塗ったものを確認する

屋根材の種類、分かれば製品名、過去の塗装歴を確認します。新築時の仕様書や前回工事の資料があれば役立ちますが、資料がない項目は「不明」のまま扱います。写真の見た目だけで製品名や過去の塗料を確定することはしません。

製品ページに対応素材として載っていても、それだけで、すべての状態の屋根へそのまま施工できると判断するものではありません。

2.塗装前に対応すべき傷みがないかを見る

屋根材の割れ、欠け、剥がれ、既存塗膜の浮きなどを確認し、補修や別の対応が必要かを整理します。室内に雨染みなどがあれば、表面の塗装とは分けて原因を調べます。

傷みがあるから、すぐ全面葺き替えと決めるわけではありません。部分的な対応でよいのか、塗装以外も比較すべきか、確認できた根拠と合わせてお伝えします。反対に、塗装で対応できるか不明な状態を、下塗材の性能だけで押し切ることもしません。

3.必要な工程と、次へ進める条件を確認する

下地処理、必要な補修、下塗り、上塗りを、実際の製品仕様と屋根の状態に合わせて組み立てます。使用量や乾燥時間なども、採用する製品の条件で確認する事項です。

塗り回数や材料の量を増やせば、それだけで適切になるわけではありません。必要な量と工程を守り、状態に応じてメーカーへ確認することが大切です。

相談時に聞いていただきたい、3つの質問

お客様が塗料の専門家になる必要はありません。次のように聞いてみてください。

  • この屋根に、この下塗材を選ぶ理由は何ですか?
  • 下塗りの前に、どこを、どう補修する必要がありますか?
  • 塗装では対応できない可能性がある部分はありませんか?

「高級な上塗りを使います」という説明だけでなく、その上塗りを施工できる状態にどう整えるかが分かると、工事の内容を理解しやすくなります。

住まいるペイントが大切にする診断の基本姿勢は、家を長く守るための「建物の主治医」と診断ファーストでもお伝えしています。

屋根を見に上る必要はありません

練馬区・中野区・杉並区で屋根塗装をご検討の方も、ご相談のために屋根へ上ったり、脚立で高い場所をのぞいたりしないでください。手元にある図面や過去の資料、室内で気づいた変化を、安全に分かる範囲でお伝えいただければ大丈夫です。

良い下塗材を知ることと、その家に合う工事を決めることは別です。材料の性能を生かすためにも、塗る前の判断を大切にしたいと考えています。

よくある質問

Q1. 新しい下塗材なら、古い屋根も塗装できますか?

新製品であることだけでは判断できません。対応素材に加え、屋根材や既存塗膜の状態、必要な補修、製品の施工条件を確認します。築年数だけで塗装の可否を決めるものでもありません。

Q2. 下塗りで雨漏りも直りますか?

下塗材の吸い込み抑制や表面を整える機能だけで、雨漏りの原因へ対応できるとはいえません。漏水がある場合は、原因と必要な工事を別に確認します。

Q3. 下塗りを厚く塗ったり、回数を増やしたりすれば安心ですか?

一律にはいえません。製品の使用量、施工方法、乾燥条件、下地の状態に合わせる必要があります。追加工程が必要なら、その理由も含めて説明を受けましょう。

無料相談・お問い合わせ

「うちの屋根は塗装でよいのか」「提案された下塗材は、何のために使うのか」。住まいるペイントでは、屋根の状態と材料の役割を分け、必要な補修と施工内容をご説明します。現地調査などの対応範囲・条件は、ご相談時に確認します。

「塗り替えで解決する悩みなのか」
「傷みの補修を先に考えるべきか」
工事名が決まっていない段階でも、気になっている場所と症状をお聞かせください。
住まいるペイントでは、外装の状態を確認し、必要な対応と優先順位を整理してご説明します。

0120-39-4116(フリーダイヤル)

外壁や屋根の状態を確認したい方へ

「塗装で維持できるのか」「部分補修で十分か」「カバー工法や張り替えを検討すべきか」など、判断に迷う場合はまず現状を正しく把握することが第一歩です。

住まいるペイントでは、練馬区を中心に中野区・杉並区周辺の外壁、屋根、シーリング、防水のご相談を承っております。
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著者プロフィール

堺 俊之(さかい としゆき)

株式会社住まいるペイント 代表取締役。
外装劣化診断士・窯業サイディング塗替診断士・自然災害鑑定士。

高校卒業後、最初に就いた仕事はメインフレームのCOBOL・C言語のプログラマ。
その後、塗装、電気工事、不動産の用地仕入れ(累計76区画)、注文住宅の現場監督、下地・防水の職長(2年)と、建築と住まいに関わる現場を多面的に歩む。
1995年にサカイ美装として創業後、大規模修繕の現場で下地補修・防水の職長を務め、注文住宅の現場監督、リフォーム営業を経て2019年に法人化。
30歳のとき外傷性くも膜下出血を伴う事故を経験し、練馬区を中心に外壁塗装・防水の「診断ファースト」を実践。
「見えないところを手抜きしない」という仕事観の原点となった。
約30年にわたり、練馬区を中心とした外装リフォームの診断と施工管理に携わる。
建物の声を聞き、症状ではなく原因に処方する「建物の主治医」

メディア・所属

・リフォーム産業新聞に複数回掲載
・練馬区の推奨業者地域最良のおすすめ塗装業者紹介サービス
・「ペイプロ」からの密着取材
・プロタイムズ加盟店〔練馬石神井店〕

参考資料・確認日

製品紹介は特定製品の採用や効果を保証するものではありません。施工時は最新のカタログ・施工仕様と、既存屋根の状態を確認してください。本記事は個別住宅の診断や、DIY施工の手順を示すものではありません。

最終的には、塗装業者の誠実さで命運を分けます!

建物の塗替えをする際に、何よりも大切なのは、「塗料の機能は、塗装職人の技術による適切な塗装により、建物を長く良い状態に保ってくれる」ということです。

建物の状況によって、最適な塗料は変わります。



 ” 家の表情が変わると生活が変わる “



塗装の技術力とご提案には、ぜひ一度、練馬区の塗装会社〈住まいるペイント〉にご相談ください。誠実な対応をさせていただきます。

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