
「大きい会社だから安心」「ホームページが立派だから信頼できる」
──外装リフォーム業者の選び方として、本当にそれで十分なのか。
今日はその基準を、別の角度から見直しできるかというお話しをいたします。
目次
国家情報局の課題は「組織先行、人材後手」
日本経済新聞は5月28日朝刊で、高市政権の看板政策である国家情報局が7月にも発足すると報じました。
各省庁に散らばっていた機密情報を一元的に集約し、首相官邸に最短ルートで届ける司令塔組織です。
ただ、日経の見立ては手放しの評価ではありません。
見出しに「先行く組織再編、後手の人材確保」とあります。
組織の枠組みは整いつつあるが、それを動かす分析官・専門人材の育成は追いついていない、という構造的な指摘です。
社説も「実効性と透明性の両立を」と題し、組織が立派でも、動かす人がいなければ機能しないと釘を刺しています。
これを読みながら、私はずっと外装リフォーム業界のことを考えていました。
同じ構造が、私たちの業界にもあるからです。
看板を立派にする会社、診断する人材を育てる会社
外壁塗装の会社は、この10年で急増しました。
フランチャイズ加盟で看板を借り、ショールームを構え、CMを打つ。組織としての見栄えは、確かに整っていきます。
しかし、お客様の住まいを健診し、症状の原因を見立て、処方を組み立てる「診断する人材」は、組織を立派にしても自動的には育ちません。
外装劣化診断士、窯業サイディング塗替診断士、石綿作業主任者──こうした資格と現場経験を併せ持つ人材は、最低でも5年から10年かけて育つものだと、私は思います。
国家情報局と同じく、外装業者選びでも「看板が立派かどうか」より「動かす人材がいるかどうか」を見るべきです。
それは、見学に行ったショールームのきれいさよりも、見積もりに来た営業担当者が屋根に上がって写真を撮ってくれたか、雨樋の中まで覗いてくれたかという、ごく具体的な行動に現れます。
「分析官」を持つ会社か、「営業」しかいない会社か?
国家情報局のモデルとされる米CIAも英MI6も、組織の中核は分析官です。
集めた情報を読み解き、首相や大統領に意味のある形で渡すのが彼らの仕事です。営業マンではありません。
外装リフォーム業界に置き換えると、「分析官」に当たるのが外装劣化診断士です。
屋根・外壁・シーリング・防水・板金・雨樋を一棟ずつ点検し、症状の組み合わせから原因を推定し、優先順位をつけた処方箋として工事計画を組み立てる人材です。
ところが多くの会社で、お見積もりの場に来るのは営業担当者だけです。
彼らはクロージングは得意でも、屋根の上の症状を一次データとして拾う訓練は受けていません。
そこから本社の見積担当に伝言ゲームで情報が回り、最後にお客様の手元には「外壁塗装一式」と書かれた紙が届く。
これでは、診断と処方は分離してしまっています。
弊社では、私自身が外装劣化診断士として現場に伺うことを基本にしています。
代表が直接出ることが、診断と処方を一つの脳で行うための仕組みです。
現場の30年
1989年から1995年まで、私はパイオニアとJRでメインフレームのCOBOLとCを書いていました。
当時のシステム開発は、要件定義→設計→製造→テストの工程ごとに担当者が分かれ、伝言ゲームが避けられない構造でした。
製造現場でバグが出ても、要件定義の段階の認識違いだと、もう手戻りは大規模になります。
30歳でくも膜下出血から復帰し、塗装の現場に入って気づいたのは、外装リフォームも同じだということでした。
診断と施工の伝言ゲームを断つには、診る人と決める人を分けないことです。
「人は環境で育つ」──診断人材は仕組みで育てるしかない
国家情報局の課題が人材育成にあるとされる理由は、専門人材は短期では作れないからです。
これは弊社の人材方針とも重なります。「人は環境で育つ」──いきなり一流の診断士は採用できなくても、現場で症状を一棟ずつ見る環境を整えれば、人は育ちます。
具体的には、新人がいきなり営業に出るのではなく、まず現場の足場に上がり、屋根の上で過去の症例を私と一緒に見るところから始めます。
座学で資格を取ることと、実際の建物で症状を読めることは、別の能力だからです。
フランチャイズの研修だけでは、ここは育ちません。
お客様が業者を選ぶときに見ていただきたいのは、その会社が「人を育てる仕組み」を持っているかです。
会社の歴史、代表者の現場経験、診断士資格の有無、施工事例の写真に下地補修の段階が記録されているか。
これらは、看板の立派さよりも遥かに雄弁です。
主治医からの処方箋
今週末までに、お見積もりをお持ちの方も、まだの方も、ぜひ一つお試しください。
お見積もりをお願いするときに「外壁の北面、特に隅角部の写真を撮ってきてもらえますか」と頼んでみてください。
北面は日射が少ないぶん湿気がこもりやすく、コケや藻、シーリングの劣化が真っ先に出る面です。
隅角部はクラックが集中する場所です。
営業担当者がこの依頼にすぐ応じ、その場で「ここの症状はこうです」と説明できるかどうかで、その会社が診断人材を育てているかが見えてきます。
写真を見るのに不安があれば、LINEで送っていただければ私が一次判定します。
Sources: 日経「国家情報局 7月にも発足、設置法成立」 ・ 日経「国家情報局法案が衆院通過 高市政権」 ・ 日経「高市首相『情報力高め国民や国益守る』法案成立受け」
▶ LINEで写真を送って外装劣化の一次判定を受けられます! → LINE登録はこちら
「※しつこい営業はありません/無料・写真1枚でOK」
著者プロフィール

堺 俊之(さかい としゆき) 株式会社住まいるペイント 代表取締役。「建物の主治医」を掲げ、練馬区を中心に外壁塗装・防水の「診断ファースト」を実践。
高校卒業後、最初に就いた仕事はメインフレームのCOBOL・C言語のプログラマ。その後、塗装店経営、電気工事、不動産の用地仕入れ(累計76区画)、注文住宅の現場監督、下地・防水の職長(2年)と、建築と住まいに関わる現場を多面的に歩む。30歳のとき外傷性くも膜下出血を伴う事故を経験し、「見えないところを手抜きしない」という仕事観の原点となった。
リフォーム産業新聞に複数回掲載。練馬区の推奨業者。地域最良のおすすめ塗装業者紹介サービス「ペイプロ」からの密着取材。プロタイムズ加盟店。
▶ LINEで写真を送って外装劣化の一次判定を受けられます! → LINE登録はこちら 「※しつこい営業はありません/無料・写真1枚でOK」
最終的には、塗装業者の誠実さで命運を分けます!
建物の塗替えをする際に、何よりも大切なのは、「塗料の機能は、塗装職人の技術による適切な塗装により、建物を長く良い状態に保ってくれる」ということです。
建物の状況によって、最適な塗料は変わります。
” 家の表情が変わると生活が変わる “
塗装の技術力とご提案には、ぜひ一度、練馬区の塗装会社〈住まいるペイント〉にご相談ください。誠実な対応をさせていただきます。