【社長ブログ】第1回:なぜ“全部自社施工”が危険な場合があるのか

練馬区 外壁塗装・屋根塗装を専門に営んでおります、株式会社住まいるペイントの代表の堺です☺️
日頃より、地域の皆さんには大変お世話になっております✨
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

外壁塗装や防水工事を検討していると、よく耳にする言葉があります。
「自社職人による一括施工だから安心です」
一見すると、とても心強く感じる言葉です。
中間マージンがなく、責任の所在もはっきりしている。
そう説明されれば、多くの方が「それなら安心だ」と思われるでしょう。
しかし、現場を長年見続けてきた立場として、どうしてもお伝えしておきたいことがあります。
「全部を一社・一職種で行うこと」が、必ずしも“長持ちする工事”につながるとは限らないという事実です。
特に、塗装・シーリング・下地補修・防水といった工程は、見た目が似ていても、目的も理論も異なる専門分野です。施工直後は、ほとんどの場合きれいに仕上がります。
問題が表に出るのは、数年後。
雨や紫外線を繰り返し受けたあとに、初めて差が現れます。
この記事では、なぜ「全部自社施工」がリスクになる場合があるのか。
そして、工事を依頼する前にどこを見ればよいのか。
売るためではなく、後悔しない判断をしていただくために、現場の視点からお話しします。

まず押さえておきたい工事の役割整理

外壁工事は、ひとまとめに「外壁塗装」と呼ばれることが多いのですが、実際の中身は、役割の違う複数の工事で成り立っています。
この役割の違いを理解していないと、「きれいに見える=安心」という誤解が生まれてしまいます。

① 塗装は「仕上げ工事」

塗装の役割は、外観を整え、紫外線や雨風から表面を保護することです。
言い換えると、塗装は建物の“見た目”と“外側のコーティング”を担う工程
大切な工程ではありますが、塗装だけで雨漏りを止めたり、建物の構造的な弱点を直すことはできません。

② シーリング・防水は「止水工事」

シーリングや防水の役割は、水の侵入口をつくらないことです。
目地やベランダ、屋上など、水が集まりやすい場所を守るのが仕事で、ここでの失敗は、直接雨漏りにつながります
見た目は塗装と似ていますが、考え方はまったく別で、「塗れるか」ではなく「水をどう止めるか」が基準になります。

③ 下地補修は「構造補修」

下地補修は、ひび割れや欠損といった建物の弱点そのものを直す工程です。
ここをおろそかにすると、どんなに良い塗料を使っても、数年後に再びクラックが現れます。
つまり、下地補修は「仕上げの前に行う“土台づくり”」とも言えます。

目的が違えば、施工理論も違います

塗装は「守る」
シーリング・防水は「止める」
下地補修は「直す」
この3つは、求められる知識も、材料も、判断基準も異なります。
だからこそ、「全部まとめて同じ考え方で施工する」ことが、数年後の不具合につながる場合があるのです。
工事を見るときは、仕上げだけでなく、その前に何をしているか。ここをぜひ意識してみてください。

なぜ一括施工がリスクになるのか

「塗装もシーリングも防水も、全部まとめてできた方が効率的では?」
そう感じる方も多いと思います。
しかし現場では、“効率の良さ”と“長持ちする工事”は、必ずしも一致しません。
その理由を、順を追って説明します。

理由① 工程ごとに施工理論がまったく異なる

見た目は似ていても、
それぞれの工程には、守らなければならない考え方があります。

シーリング工事の場合

シーリングで最も重要なのは、適正な厚み三面接着を避けることです。
厚みが不足すれば耐久性が落ち、三面接着になると、建物の動きに追従できず、数年で剥離が起こります。
「埋まっていればOK」ではありません。

下地補修の場合

下地補修は、クラックの幅や深さを見極めることが出発点です。
表面だけを埋めても、構造的な動きを止めなければ、同じ場所に再びひび割れが出ます。
ここでは「なぜ割れたのか」を読む力が求められます。

防水工事の場

防水で最も重要なのは、下地の含水率管理です。
下地に水分が残ったまま施工すると、防水層の内部で水蒸気が逃げ場を失い、膨れや剥がれの原因になります。見えない水分ほど、厄介なものはありません。

塗装工事の場合

塗装は、下地との密着性耐候性が中心になります。
乾燥時間、塗膜厚、塗り重ねのタイミング。ここが守られなければ、早期の剥がれや色あせにつながります。

理由② 施工直後は問題が見えない

一括施工が厄介なのは、工事が終わった直後では、ほとんど違いが分からないことです。
見た目はきれい。
触っても問題なし。
写真で見ても完成しています。
しかし、紫外線、雨、温度変化を繰り返す中で、施工時の「小さな省略」や「理論不足」が、少しずつ表面化してきます。
それが、3〜5年後です。

数年後に実際に起きやすい不具合

実際の相談で多いのは、次のような症状です。

  • シーリングの剥離
  • 補修箇所からの再クラック
  • 防水層の膨れ
  • 雨漏り

いずれも、完成直後には気づけなかったものばかりです。
そして共通しているのは、見た目では判断できない工程で起きているという点。

見えない工程ほど、差が出ます!

仕上がりは、どの会社もきれいに見えます。
本当の差が出るのは、完成後、何年も経ったあとです。
だからこそ、「全部まとめてできるか」ではなく、工程ごとに、何をどう考えて施工しているか
ここを確認することが、後悔しない工事につながります。

練馬区の現場で多い再施工の相談は?

練馬区の現場で実際に多い再施工の相談‥弊社が再施工相談を受ける事例でも言えることですが、
🟥塗装後3年以内のシール剥離
🟥ベランダ防水の膨れ

が特にが目立ちます。
これらの原因の多くは、厚み不足・三面接着・含水率未測定に集中しています。
練馬区は住宅密集地が多く、通気不足や湿気滞留が起こりやすい傾向があるからです。

自社職人だから安心は本当?

自社施工=悪ではありません。問題は「専門分業かどうか」です。

  • 防水は防水職人が担当しているか
  • 下地補修は診断根拠があるか
  • 工程写真を提出するか
  • 含水率を測定しているか

ここが分かれ目です。
「自社職人だから安心」と言われたらここを確認してみてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 自社施工は本当に危険ですか?

一概に危険ではありません。専門分野を理解しているかが重要です。

Q2. なぜ施工直後は分からないのですか?

不具合は紫外線や温度変化で徐々に顕在化するためです。

Q3. シーリングは塗装と同じ職人でも可能ですか?

可能ですが、止水理論を理解していないと剥離リスクがあります。

Q4. 防水膨れはなぜ起きますか?

下地の含水率管理不足が主因です。

Q5. 見分け方はありますか?

工程写真・仕様書・測定データ提出の有無を確認してください。

Q6. 下地補修はどのくらい重要ですか?

塗装寿命を左右する最重要工程です。

まとめ

外壁工事は、完成直後の見た目だけでは判断できません。
本当の良し悪しが分かるのは、雨や紫外線にさらされ、時間が経ったあとです。
つまり、工事の品質は「見える仕上がり」ではなく、「見えない工程」で決まります。
どんなにきれいに塗られていても、シーリングの厚み管理や、下地補修の診断、防水の含水率管理が不十分であれば、数年後に必ず差が出ます。
だからこそ、業者を選ぶ際は、「自社施工かどうか」だけで判断しないでください。
分業体制が取られている会社、もしくは、一括施工であっても工程ごとの仕様説明と記録提出を当たり前に行っている会社であれば、工事の中身は見える化されます。
工事は、急がせるものではありません。納得して判断するものです。
見えない部分まで説明し、記録として残してくれるか。
そこに、その会社の本当の姿勢が表れます。
ぜひ、「何を塗るか」ではなく、「何を、どこまで説明してくれるか」この視点で、工事会社を選んでくださいね。

最終的には、塗装業者の誠実さで命運を分けます!

建物の塗替えをする際に、何よりも大切なのは、「塗料の機能は、塗装職人の技術による適切な塗装により、建物を長く良い状態に保ってくれる」ということです。

建物の状況によって、最適な塗料は変わります。



 ” 家の表情が変わると生活が変わる “



塗装の技術力とご提案には、ぜひ一度、練馬区の塗装会社〈住まいるペイント〉にご相談ください。誠実な対応をさせていただきます。

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