会社概要

私の塗装屋としての歩みは、まず塗装店の営業職から始まります。お客様の要望を現場に伝え、手抜きのない正しい工事が行われるためには、塗装のことを誰よりも知ることが必要と考え、持ち前の探究心で塗装の知識を磨き上げました。塗装を深く知るうちに施工自体の面白さに気づき、自ら塗装職人として転身、塗装職人としての経験を積んでいきました。
職人として指示されたことをやるだけでは満足できなかった私は、新しい塗料や技術について積極的に学び、1995年5月、独立し下請け専門の外壁塗装屋「サカイ美装」を創業します。

創業して7年が経った頃、私は趣味のスノーボードで頭を強打し病院に運ばれます。診断は、外傷性くも膜下出血。私は半年もの間、意識不明で生死をさまよいました。「一命を取り留めたとしても、体を使う仕事には復帰できないでしょう。」
医師からそう伝えられた両親は当時の従業員に向け転職をすすめたそうです。
ところが

「社長が戻ってくるまで待っています。」

彼らはそう言い、日々の業務を続けながら私の意識が戻るのを待ってくれていたのです。この話を聞いた知人や取引先が、その間も会社に仕事を廻し続けてくれました。

半年後、奇跡的に意識が戻った私にとって、彼らの言葉は何よりの支えとなり、無事リハビリを終え復帰を果たすことができました。

復帰から1年半後、私は仕事中に屋根から転落するという、2度目の事故を起こしてしまいます。これを機に私は社長の職と会社を離れ、大手の建設会社に転職。そこでは、注文住宅などの内装工事、積算・見積りまで様々な業務を経験しました。住宅のほかにも、大規模修繕工事の現場にて職長として携わり、塗装における下地処理の技術を最前線で学ぶことができました。

経験を積む一方で、納得のできない事もありました。
大きな会社は、厳しい日程や予算を理由に、下請け会社に無理をさせます。品質よりも、利益や見栄えを優先させ、工事のごまかしや施工業者への金額のつけ回しなどをしている状況に、私はいつも首をかしげていました。

利益優先の建設業界の悪しき風習や、下請け業者への理不尽な対応が許せなかった私は、改めて事業のあり方を考えることになりました。
住宅の構造や下地補修に関する知識を得た私は、塗装屋として再出発することを決意します。

現在私たちは「株式会社住まいるペイント」としてお客様の要望にしっかりと対応し、誠心誠意の心で工事を行っております。元請け業者として、お見積りさせていただいた方の約7割からご依頼を承っております。

笑顔で毎日を過ごせたら、人生に幸せがやって来る

「住まいるペイント」という社名には、「住まい」に関わる工事のお手伝いをすることで、お客様を「笑顔」に変えていきたい、という思いが込められています。
その思いを胸に、地域で一番の塗装業者を目指して社員一同日々頑張っていきたいと思います。